繰り上げ返済と貯蓄のバランス！
「どのぐらい貯蓄から繰上げ返済に返しても大丈夫ですか？」
このように聞かれる事が良くありますが、「貯蓄に名前を付けましょう」と答えています。
どう言う事かと言うと、貯蓄する際に予め、目的別（名前）に分けていきます。
まず、毎月の固定費と臨時支出を分けます。
項目別に貯蓄するのは、臨時支出の部分です。
例えば、
・５年後に購入予定の車の購入費
・１８年後の子供の大学資金
・来年行く家族旅行代
など 今後のライフイベントで大きな支出になる物を目的毎に貯蓄を分けて積んでいきます。
大きく貯蓄を削るような支出を予め用意していければ、緊急予備費を除いて残りを住宅ローンの繰上げ返済に積極的に返す事が出来ます。
更に上手な貯蓄をしていくには、目的別に投資期間を設定して運用商品を選ぶ事です。
今後の大きな支出の時期はバラバラにやってくるので、その時期に合わせた最適な運用方法を選択していきます。
来年に計画している家族旅行などはある程度流動性のある商品が向いていると言えますが、教育資金など、数十年後の時期に来る支出に備えていく物はその時期に合わせた運用方法が向いていると言う事です。
このように住宅ローンの返済期間内に来る大きな支出に備えていく事で、余った貯蓄部分を大きな効果のある繰上げ返済に、安心してどんどん返す事が出来ます。
ＦＰコラム・繰り上げ返済と貯蓄のバランス！
