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終身払いと60歳払い、どちらを選ぶか!

生命保険の契約の際に、良く質問されるのが、支払い方法の選択に関する件です。
終身医療保険などは、保険料の終身払い以外に、60歳や65歳で払込終了が出来る物など選択が出来ます。

先日ご契約した方のケースでご紹介します。

◇22歳男性の例◇
O社 終身医療保険
終身払い・・・月額保険料:1,540円
60歳払い・・・月額保険料:1,921円
65歳払い・・・月額保険料:1,771円

実際のトータルの返済額の比較をすると
60歳払い・・・875,976円
65歳払い・・・913,836円

60歳払いと65歳払いの比較では、37,860円の差額となり、65歳以降も生存している際には、60歳払いのほうが安く済んだ事になります。

終身払いは、一生涯保険料を支払い続けるタイプなので、60歳払いの総返済額で計算すると、分岐点が出て来ます。
60歳払い・・・875,976円÷1,540円÷12ヶ月+22歳=69.4歳 となりますので、70歳以上生存していると、60歳払いのほ方が安く済んだ事になります。

65歳払い・・・913,836円÷1,540円÷12ヶ月+22歳=71.4歳 となりますので、72歳以上生存していると、65歳払いの方が安く済んだ事になります。

先日も、このようにシュミレーション上の比較はご案内しましたが、一概に返済額の比較だけで60歳払いが良いとは限りません。
デメリットとしては、途中で保障の見直しなどが必要になり、新たな契約をすると高く払い込みをした分損をしてしまいます。
基本的には、一生涯の保障なので、一生継続していくと考えて加入するには、平均余命を考えても、短期に支払いを終了するメリットはありますが、将来の保険見直しなどがある事も考えてどちらが自分には適正化はしっかりと考える必要があります。

参考に、上記の方は、最終的には、65歳払いを選択しました。
年齢も若いので、保険料の差もそれ程なかった点と、途中で見直す事になっても、60歳払い程、デメリットが若干回避出来る点で選択されたと思います。

保険見直しポイント解説

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